【密着取材】編集者って何してはんの?(2日目)
新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症やコロナワクチンについては、必ず1次情報として厚生労働省首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
見出し画像

【密着取材】編集者って何してはんの?(2日目)

株式会社ファンギルド

お疲れさまです。
JAMTOON編集部 兼 事業開発室の
新入社員「ふぇす」です。

編集者の業務について理解を深めるべく
一般青年向けコミックの
中堅編集者「Qさん」の机に定点カメラを設置し
2日間 密着取材いたしました!


今回は、その2日目の映像をQさんと確認しながら
インタビューさせていただいた記事になります。

<1日目の記事を読んでいない方はこちら↓>

2日目は半日の密着でしたが
4人の作家さんと計120分間ノンストップで
電話をされていました。

通話の長さは作家さんによってまちまちで
メールでのやり取りでもいいのでは?
と思う内容まで。
それでも電話をする理由はなぜなのか。
非常に気になります!


そこで、1日目のように時間で区切って
Qさんの業務を紹介するのではなく
作家さんとのやり取り中の映像を
実際に画面で確認しながら
電話で打ち合わせをする理由について聞きました。

【電話の長さは相手によって違う】

ー4人の作家さんとお電話されていますが、
 それぞれ長さが違いました。
 通話時間はお話しする内容で
 変わるのでしょうか。

通話時間の差でいうと、
一番大きいのは作家さんのキャラクターです。
お仕事以外に雑談をする方もいれば、しない方もいます。
毎回3時間オーバーになる作家さんもいますね。

新連載の立ち上げ時や、新人作家さんは
特にネタだけではなく物語の作り方まで
しっかり話をしようと思うので
最低でも1時間はかかります。

電話をする場合、作家さんにとにかく
話してもらうことを意識しています。
その場での思いつきでもなんでもいいので
まずはしゃべってもらう。
その上で、必要に応じて課題点を
相談しあったりする感じですね。


しかし、必ずしも電話をするわけではなく
コミュニケーションの手段は相手の作家さんの
好みによって合わせるようにしています。

また、連載が進んで軌道に乗ると打ち合わせの時間が
短くなり、LINEやメールで済む作家さんもいます。
私はLINEのアカウントをプライベートと仕事で
分けていないので、業務に関するやり取りも多く
友だち一覧には作家さんも多いです。

(LINEの友だち一覧を見せていただきながら「Qさん」が説明)
デザイナーさん、作家さん、この方も作家さん……。
あ、これは交際相手女性ですね……で、作家さん、作家さん。
こんな感じです。

ー短いやり取りでも電話をすることが
 あるようですが、それはなぜでしょう?

相手のリアクションを伺いながら
お話しできるからです。
電話と同じ質問をメールですることもできますが
それを読んだ作家さんの反応を直接確認することは
できませんよね。

他にも、相手の質問に対して
細かい回答をすることも難しい。
メールでも打ち合わせは可能ですが、
作家さんと仕事についてのお話をする場合は
やはり対面か、せめて電話の方が
スムーズに進みます。

ー作家さんとの対話を
 大切にされているのですね。

そうですね。
あくまで自分はですが、
編集者にとって一番大切なのは
どれだけしっかりと作家さんとコミュニケーションが
取れているかだと思っています。

もちろん、メールで要件だけ済ませることもありますし
電話をしても事務的な会話だけの人もいます。
理想を言えば対面でお話しできればいいのですが
移動時間を考えるとスケジュール的に難しいことも
ありますし、特にコロナ禍の影響で電話を選択することが
増えたかもしれません。

【自分の編集業務を見てみて】

ー自分が作業している映像を
 2日分見ていただきましたが
 どうでしたか?

面白いですね。
自分ではシングルタスクしかできない人間だと
思っていましたが、映像で客観的に見ると
同時に色々なことをしているし意外でした。

編集業務はそもそも
マルチタスクであることを自動的に
要求してくる職種かもしれません。
逆に言うと、ひとつのことに集中して
作業する時間を取るのがすごく難しいですね。

例えば、1日目に紹介した単行本の印刷見本を
真剣に確認しようと思うと
ひとつにつき2~3時間はかかります。
さらに集中力も必要なので、
その間は他の業務で気を散らせたくはないんですよ。

この場面は、単行本の印刷見本を鞄にしまっているところですが
今日はもう無理だなって判断したのだと思います。

持ち帰った見本は在宅業務時に
確認したそうです。

【インタビューを終えて】

2日目は、作家さんとのやり取りがメインでした。
編集者というと、作家さんが考えた物語や設定、
原稿に対して適切な助言をいかにできるかだと
思っていましたが、それだけではありませんでした。

Qさんは「あくまで自分は」と前置きしていましたが
作家さんに漫画を描いていただく以上
コミュニケーションが一番大切なのは
間違いないと思います。


そして、1日目と合わせて見ても
編集者の業務は本当に多岐にわたると思いました。

「編集者って何してはるの?」と聞かれたら
これ! と答えるのは難しそうですが
「作家さんとのコミュニケーションを大事にする仕事」
とは答えられそうです。

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!
また見てくれると嬉しいです
株式会社ファンギルド
おもしろい(FUN)仲間たち(GUILD)と「おもしろい」ものをつくり続けるデジタル出版社です。ファンギルドのカルチャーや働くメンバーの日常をお届けします。https://funguild.jp/