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23卒新入社員❻ わたしと個性とファンギルドと

はじめまして!
株式会社ファンギルド2023年新入社員のリンツです。

プロフィール

G大学の文学部日本語学科を卒業
2023年4月にファンギルドに入社しました。

就活のはじまりと厳しい現実

大学3年生の11月。
「就活しなきゃ」という焦りがだんだん大きくなり、とりあえず行ってみようという感覚で就活サイトが開催する合同説明会に足を運んだのがわたしの就活のスタートです。
 
しかし特に「やりたいこと」がないので迷いだらけ
自分の中の軸が定まらないまま、さまざまな業界を受けました。
自動車ディーラー、介護、インテリアメーカー、デジタル広告、人材、ITなどなど。誰もが知っている大手も、若手社員がばりばり働くベンチャーも、あわせて50社ほど受けました。
 
最初から出版業界の就活に力を入れていたわけではなく、「漫画が好きだから出版社も受けよう」くらいの気持ちだったのです。けれどいつの間にか、わたしの意志は「出版社に入る!」という方向へ固まっていきました。
なぜなら、出版社で働く自分の姿は容易に想像できたからです。
 
いろいろな業界を見ていたからこそ、仕事を仕事として割り切っていく人生より、好きなことに向き合って仕事をしたいと思うようになりました。
「好きを仕事に」というと綺麗ごとっぽいかもしれませんが、わたしにとってこれは大事な軸となりました。
 
こうして出版就活に本腰を入れるようになったのですが…
あらゆる出版社が「あなたの個性、待ってます」と言わんばかりのエントリーシートや課題を容赦なく課してきました。
 
周りの人と差をつけられる知識や経験がない。
派手なエピソードがない。
とがった個性や突出したアピールポイントがない。

 
こんな平凡なわたしにとって、出版社の書類選考は絶望的な難易度でした。
個性を出すことを求められるほど、何をすればいいか分からなくなりました。
 
今、振り返ってみると、就活においてもっとやっておけばよかった、と思うことが2つあります。

❶Webテストの対策
質問に対して適切に答える練習

です。

エントリーシートをがんばって書いたのにWebテストで落ちる、なんて悲しいことになってほしくないですし、面接で質問にちゃんと答えるのって意外と難しいです。
 
“Always Prepared!”(常に備えよ!)
この言葉は知り合いの受け売りですが、準備しておくに越したことはありません。
 
 
さて、大学3年生の3月、わたしは大手出版社の選考に落ちていました。
とてもショックだった半面、「やっぱり」とも思ってしまいました。レアな経験や目を引く個性がないことに劣等感を感じていたのだと思います。
いま考えると、自分で自分のよさが見つけられていないのに、相手にわたしのよさが伝わるわけがないですね!
 

ファンギルドとの出会いとできごと

そんな中でファンギルドに出会ったのは、本当に偶然でした。
 
これから選考を受けられる出版社が少なくなりつつある頃、就活サイトでページをスクロールしていたとき、たまたま見つけたのです。
3月後半に参加した説明会でファンギルドに惹かれ、そのあとも会社のことを知るほどにファンギルドで働きたいと思うようになりました。
 
選考の流れとしては、5月後半にエントリーシートを提出し、6月中旬から4回ほど面接を受けました。
 
余談ですが、わたしはエントリーシートの締め切り当日に自転車で転んで救急車で運ばれ、肘を縫い、肩を骨折しました!ですがエントリーシートは未完成だったため、手術後に執念で書き上げました。
「あと数時間しかないし、提出は諦めるか…」なんてもったいない!怪我の痛みを吹き飛ばすほどの必死さで書き、提出しました。
 

さて、ファンギルドの選考では、一貫して「ファンギルドでやりたいことは何ですか?」ということを問われていたように思います。
 
就活をはじめたばかりのときは、「やりたいこと」が特に浮かばなかったわたし。不思議なことに、ファンギルドで実現したいこと・チャレンジしたいことはすらすらと出てきました。
自分の奥底にあった「やりたいこと」を、ファンギルドという会社が引き出してくれたのかもしれません。

 
また、ファンギルドの選考では「あなたはどんな人ですか?」「何が好きですか?」ということもたくさん聞かれました。
 
特に印象的だったのが、5月の書類選考で出された課題です。自由な形式で自分のことを表現しなさい、という課題でした。
2~3月のわたしはこの課題が本当に苦手でした。華々しい経験もないし、とがった部分もないし、個性を出そうとするほど自分に個性がないように思えたからです。
 
しかしファンギルドの場合、設問の文章がそう感じさせたのか、あるいは会社がそういう雰囲気だったのか、派手なエピソードやとがった個性を求められている感じがしませんでした。
 
そのため、肩の力をすっと抜いて課題に取り組むことができました。
「わたしって何をしてきただろう」と考え直し、平凡な行動にも自分らしさを見出して、それをアピールポイントとしてお伝えしました。
 
ただ、それまでの積み重ねがなければこんなに前向きに取り組めなかっただろうと思います。就活をする中で周りの個性を羨むばかりではなく、平凡な自分と向き合い、自分らしさを見つけることができたのだと思います。
わたしにとってファンギルドの選考は、それまでの就活の集大成でした。
 
余談パート2ですが、内定のご連絡をいただいたのが7月7日でした。
ラッキーセブン、七夕の日!
これはかなり運命的でロマンチックで、うれしいなあと今でも思います。
 
 

ファンギルドへの入社の決め手

わたしがファンギルドに入社を決めた理由は、以下の3つです。

❶noteを熟読して雰囲気の良さを感じ、楽しく働けそうだと思ったから
❷選考してくださった全員が、就活生を1人の人間として尊重して接してくださったから
❸やりたいことに責任をもってチャレンジできると思ったから

わたしは選考を通してファンギルドのことをどんどん好きになりました。
入社した今、もっと好きになっていけることが楽しみです!


おわりに

就活では、「自分らしさ」を丁寧に丁寧に磨いていくことが大切だと思います。
平凡が劣るわけではないし、「わたしはどんなときもこんなふうに行動してきました」ということができれば、それは立派な武器になるのではないでしょうか。
 
読んでくださってありがとうございました☺

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