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23卒新入社員特集❺「賭博就活録ゲンカイジ」~出版就活編~

初めまして、げんげんです。
今回はnoteを通してファンギルドに入社した経緯と感じたことを僕の就活をもとに書かせていただきます。
 
読む前の前提として、「僕は他人と比較すると、就活中の努力を怠った」割とどうしようもない人間だったということを念頭に置いて読んでみてください。
 
面接練習や他者からのエントリーシート添削、OB訪問など、一般的な就活対策を一切行わなかったちゃらんぽらんです。また、後述しますが就活解禁後のある1ヵ月は、ほぼ何もせず日々を浪費しました。現状から振り返ると運が良い人間だったと言えます。
 
そんな奴がどのようにしてファンギルドに出会い、noteを書いているのか。
是非反面教師として、流し見程度に読んでください。
 

プロフィール

・K大学 英語とメディア学を中心に色々と学ぶ学部 
 
(学部名は説明が長くなるので割愛します)
・2023年4月ファンギルドへ入社

出版社という希望の船を前に

就活の軸ですが、周りの友人が社会貢献や適性などで就活している中、僕は「好きなものに関わる仕事」という非常に漠然かつ短絡的な軸で就活をしていました。それしか考えられなかったという表現の方が正しいかもしれません。
 
物心がついてから今に至るまで、人生の大半を好きなことに費やしてきた人間が、突如社会の荒波に放り込まれるわけですから、好きなものでないと到底やっていけないと思った訳です。(※好きなもの=かけた時間+その熱量としています)
 
僕にとっての「好きなもの」は漫画でした。
漫画に1番近い環境で働くことができる出版社を志したのは、至極自然なことでした。
 

絶望、そしてファンギルドとの出会い

ファンギルドは僕の就活を序、中、終盤で区切るとすると、最終盤に受けた企業です。
 
序盤では、誰もが知っている漫画や雑誌を出版しているような大手出版社群、中盤は漫画に全く関係のない他業種の企業を受けていました。
 
ここで、いや他業種受けてんじゃねーか、というご指摘があると思いますがその通りです。というのも、出版社は採用枠が少ないうえ、志望者が高い茨の道だと言われています。実際そう痛感しました。
 
そのため、自分の興味度外視で選考を受け、内定を得た企業もありました。事実、序盤で受けた大手出版社は全落ちしているため、他業種の内定が無く、ファンギルドに拾ってもらえていなければまだ就職活動をしている可能性があります。考えるだけでゾッとしますが。
あらかじめ落ちる前提で行動していたのが功を奏しましたが、そもそもちゃんと計画的に就活していれば不安にならなくて済みます。


余談ですが、この大手出版社全落ちから他業種の内定を得るまでの4~5月の間、僕は就活からの現実逃避として週5でパチンコ店に入り浸るという生産性の欠片もない惰眠を貪っていた時期がありました。

ある程度まで大手の選考を進み、中途半端に期待したのか、反動で現実から目を背けます。皮肉にも、毎回収支がプラスとなり、金が尽きず延々に海物語を打ち続ける負の永久機関が完成されてしまいました。
 
そんな自堕落な日々に終止符を打ち、他企業に内定をもらった頃にファンギルドの新卒募集を発見しました。出版系の募集としては他社よりも2~3ヶ月ほど遅れての募集だった記憶があります。
早く遊びたいからという理由で就活を終えようとしていましたが、既に内定は得ているからと記念受験に近いイメージで受けたのが始まりです。
 

ファンギルドの選考を通して

ファンギルドの選考では、次の面接が始まる前に人事の方が1つ前の面接のフィードバックをしてくれます。青天の霹靂でした。
これから面接を行う学生にあなたのこんな点が評価されていましたと事前に教えてくれるとは。選考中でありながら、現在進行形で自身が面接で話す内容や、その構成などに修正を加えることができたので非常に助かった記憶があります。
 
この時のフィードバックの内容は、正直普通の就活対策本に書かれている内容と大して変わらないものでした。言い換えれば対策本に書かれているようなことを意識して臨めば少なくともファンギルドは評価してくれた、という事です。

そうした基本的な土台にどの程度「あなたらしさ」の要素が付属するか、これが重要なのかなと選考を通して感じました。ただこれが1番難しいのですが…
 

入社の決め手

僕という人間に興味を持ってくれた
これに尽きます。
僕が就活中に運が良かったと感じた1番の理由がこれです。
 
僕のガクチカ(学生時代に力を入れたこと)はバイトかサークルの選択肢しかありませんでした。ただ、バイトで携わっていた業務範囲が少々特殊だったこともあり、それが面接のネタになるかな、という淡い期待を抱いていました。
 
しかし、これまで僕が受けた企業の興味は「何をしたか」よりも「そこから何を学んだか」がほとんどでした。まあ至極当たり前なんですが。
ただ、結局そこで比べられてしまうと、ありきたりな内容でまとめられて他の学生と差別化がされず埋もれてしまうのだろうな、と面接の度に感じていました。
 
ファンギルドは僕が受けた企業の中で唯一「何をしたか」をはじめ、その「人」の話に興味持ってくれました。もちろん「そこで何を学んだか」系の質問も聞かれますが、全体的に個人に対して前のめりに興味を持ってくれます
 
もちろん、これまでに僕が選考を受けた他の企業にもこうした方々がいたかもしれませんが、僕は出会えませんでした。
結局、出会えるかどうかは運です
 
書いている途中で思い出しましたが、ファンギルドの面接の中で好きな成人作家とその好きな所を挙げるという超個人的な話をした覚えがあります。個人の興味から発展しなければ普通こんな話は面接中に出ません。
 
こうして僕はファンギルドへ惹かれ、縁があって入社を決意。
結果的に好きなことをやれる環境に進むことになりました。
 

さいごに

当たり前ですが、これを読んでいる就活生の皆さんは今できる精一杯の努力をしてください。まだ余裕で間に合います。ただ、就活はやはり運が絡んでくることは否めません。

「人事を尽くして天命を待つ」
この言葉を皆さんに送ります。運の要素を努力で極力排除したうえで、最後に祈るのが理想です。僕はこれを怠り大部分を運に頼ったので。
皆さんは極力そうした「運」要素を減らして、自分の手にある未来を掴んでください。
 
読んでいただきありがとうございました。


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