株式会社ファンギルド
【Webtoonインタビュー】JAMTOON編集長編
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【Webtoonインタビュー】JAMTOON編集長編

株式会社ファンギルド

こんにちは。

JAMTOON編集部は作家さんとWebtoon作品(縦読みの漫画)をつくる"編集部隊"です。 今回はそのJAMTOON編集部の編集長・Ⅰさんにインタビューをしてきました!(編集部のメンバー紹介はこちらからご覧ください)

Ⅰさん:
JAMTOON編集部・編集長。入社8年目。

我らが編集長

15年以上の編集歴を持ち、紙・電子問わずTLやBLなど幅広いジャンルの漫画編集を経験。電子コミック業界には10年以上携わっている。(過去には漫画だけではなく結婚情報誌も担当していたそう…!?)
ファンギルドに入社後はBLレーベル"caramel"の立ち上げも担当。2021年4月にはJAMTOON編集部が発足し、編集長となる。


―――まず最初に『JAMTOON』というレーベルロゴについて教えてください。

Ⅰさん:
レーベルロゴのデザインを選ぶ際には社内コミュニケーションツール・Slackで候補を出し、全社員の投票で選びました。

『JAMTOON(ジャムトゥーン)』

楽しいものがたくさん詰まっている感じがしていい名前だなと思います。

―――ご自身がJAMTOON編集部の編集長に着任する、と聞いた時はどのようなお気持ちでしたか?

Ⅰさん:
新しい取り組みなので、率直に”おもしろそうだな”と思いました。私もWebtoon自体は異世界転生モノなど読んでいましたので。
そして元々2020年度の時点でファンギルドには『Webtoon準備室』なるものがあったので、それを編集部に変える段階で私が編集長になりました。

―――JAMTOON編集部の編集長になったとき、最初に何をしましたか?

Ⅰさん:
まだその時はWebtoonの制作知識がゼロでした。
社内的にも、タテ読みに適したコマ割りやカラーリングをどうするか、などの制作する”仕組み”自体まだできていない段階だったので、どうやって作品を作っていくのか?という根幹から考えました。

―――Ⅰさんは以前「caramel」や「ラブきゅん」というレーベルでも編集長をされていたかと思います。その経験があってもWebtoon制作は一筋縄ではいかなかったということでしょうか?

Ⅰさん:
版面漫画とWentoonはどちらも漫画ではありますが、全く別のコンテンツだと思っています。私としては、未知のものを勉強し直している感覚です。もちろん今までの編集としての知識が役に立つこともありましたが、そもそも作り方から違うので全く通用しないこともありますね。


―――そんな中、どうやってWebtoonについて勉強されたのですか?

Ⅰさん:
まずはひたすら他社の作品を見ました。もちろん見るだけでなく、Webtoonとは何か?、どういう作品が人気なのか?、そしてどうやって作っているのか?という風に思考を巡らせながら。

そして『海外事業部』の存在にも助けられました。
これはファンギルドの強みでもありますが、海外事業部という部署の中に既に海外のWebtoonコンテンツを輸入して日本向けにローカライズ流通させているチームがあったので、色々なことを教えてもらいました。もし海外事業部がなければ、何もかも一から学ばなければなりませんでした。

―――具体的にはどのような知識を学び、活かしたのですか?

Ⅰさん:
海外事業部は日頃から韓国の企業様とお取引をしているので、常にWebtoonに関するニュースが入ってきています。「韓国のスタジオでは今こんな風にWebtoon作品が作られている」といった最新の情報も入ってくるんです。
それをもとに、じゃあそれを日本で、且つファンギルドで作るならどういう風にできるか?ということを考えました。

実際の作り方の部分は、海外事業部のノウハウや知識、そして今までのお取引先との関係性に支えていただきながら、形作っていきました。

まさに海外事業部の存在があったから、今のJAMTOON編集部ができたと言っても過言ではありません。


―――2021年4月にJAMTOON編集部を立ち上げてから1年。編集者目線で感じた「版面漫画とWebtoonの制作面での違い」を教えてください。

Ⅰさん:
Webtoonは、版面漫画に比べて1タイトルにかかるパワーが非常に大きいことを実感しました。

版面漫画では【作家さんが話を考える→ネームをつくる→作画→原稿納品】という一本の道があり、そこで編集者は”作家さんのパートナー”として二人三脚で走っていきます。

ですが、Webtoonの場合は原作があり、それをシナリオ化していく所から分業していくことがオーソドックスなので1タイトルの中に何人ものクリエイターがいます。つまり、コミュニケーションも1対1ではなく、作業工程も多いのが特徴です。
ディレクターであるWebtoon編集者はその全ての工程を確認・監修しなければならないので、版面編集とは異なり、「広く全体を見て進行管理できるスキル」も必要になると感じました。

―――現在Webtoonは世界中で流行しています。Ⅰさんが考えるWebtoonの魅力とその理由を教えてください。

Ⅰさん:
まさに、”読みやすさ”だと思います。
私のように版面漫画に慣れている人間でさえ、タテ読みのスムーズさは代えがたいと思ってしまいます。そして、フルカラーであることも、朝なのか夜なのか、喜怒哀楽もパッと見てわかるのも魅力ですね。

Webtoonは最初からスマートフォンで縦スクロールで読む、ということに特化してコマの割り方や効果など、版面漫画とは全く違うロジックで作られています

ストーリー自体もスクロールとともに一方向に流れていくものが多いので、ストレス無く読めるのがいい部分だと思っています。且つ、縦スクロールの動作であれば子供から高齢者の方まで簡単にできますよね。
Webtoonが世界中で「年齢」や「読み手の漫画リテラシー」を問わず、広く読まれている理由はここにあると思います。

このように「誰でも・どこでも・いつでも読める」のがWebtoonの一番の魅力だなと。


―――今まさに作品を制作中かと思いますが、今後どんなジャンルの作品を配信予定ですか?

Ⅰさん:
Webtoon市場メインストリームでもある「異世界転生ファンタジー」や「ロマンスファンタジー」もあれば、変化球の現代ラブコメなどもあります。
今年10月頃のリリースを予定していて、現在作品の制作が進行中です。

―――今後、編集長として、JAMTOON編集部としてどのように作品を展開していきたいですか?

Ⅰさん:
今後もっとWebtoonというコンテンツ自体が浸透していけば、求められるジャンルの裾野もどんどん広がっていくのではないかと思っています。

私は、続きが気になるストーリーはもちろんのこと、“5分で楽しめる娯楽”を生み出したいと思っています。Webtoonは時間や場所の制約に縛られずに楽しむことができます。仕事帰りの電車の中、家事や育児の合間…忙しい日々の中のほんの5分だけでも、現実を忘れてもらいたいですね。

なので、①続きが気になる②シンプルでわかりやすく短い時間でも楽しめる作品を作っていきたいです。現代ラブストーリーやホラーなどの企画も進行しはじめています。

もちろん今のメインストリームであるジャンルも作りつつ!編集部としてその他の可能性にも挑戦していきたいなと思っています。

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JAMTOON編集長・Ⅰさんへのインタビュー記事はここまで。

編集部を立ち上げて1年。Webtoon制作をリードする編集長ならではの苦悩や思いがありました。編集部全員の思いが詰まった作品たちは、今秋配信スタートです!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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